〒470-1127
愛知県豊明市三崎町ゆたか台31-5
TEL 0562-93-4888
FAX 0562-93-4902
20歳代から30歳代までは、歯周病にかかっていても軽い歯肉炎で済んでいる場合がほとんどですが、この時期に正しい予防の手入れ法を継続して実行し、口腔内を衛生的な環境に保つことが大切です。
なぜなら、30代後半から40代になると歯周病が進行しやすくなり、それまで口腔内の悪いところをそのまま放置してきた影響が出て、お口の中が“最悪な環境”になっていることが非常に多いのです。
歯周病は放置していると歯を支える骨が溶けてしまう恐ろしい病気です。
しかし、適切な治療とメンテナンスを行えば、症状を改善することができます。
30歳前後までは歯周組織は健全であることが多く、歯周病の病根となる部分を治療し、3ヵ月ないしは6ヵ月に1度の定期検診と予防治療(メンテナンス)を続ければ、8020(80歳で20本の自歯を残すこと)は高い確率で可能です。
35歳までに初期治療を受けられた場合、定期的なメンテナンスを継続して受ければ8020は十分可能です。 しかし、悪い状態のまま長く放置していると歯を支える骨が溶け、歯が失われます。 歯を失うと“咬合の不調和”により顎関節の異常、歯周組織(歯肉・歯根膜・歯槽骨)が感染症に侵されやすくなりますので、治療以外のメンテナンスの重要性は一層高くなります。
PMTCとは、歯科衛生士によって行われる歯のクリーニングです。
歯垢・歯石を除去し、歯肉炎・歯周炎を引き起こすバイオフィルム(細菌の固まったもの)を取り除きます。
虫歯や歯周病は細菌感染によって起こります。バイオフィルムは、歯の表面や歯周ポケット内部のプラークが成熟して形成される細菌が作った膜であり、細菌がフィルム状のバリヤーに覆われているため、生体の防御メカニズムで細菌が排除されないだけでなく、抗生剤や殺菌剤などの化学療法も効果的ではありません。
PMTCは、このバイオフィルムを除去し、虫歯や歯周病を予防する効果的な方法です。
歯周病治療で最も重要なことは、自宅でのブラッシングによるケアです。
当院では患者の皆様に丁寧なブラッシング指導を行い、症状の改善に対して患者様自身が取り組んでいけるようにお手伝いいたします。